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カイゴの学校

介護について、現場での体験を交えながら、分かりやすく。

知っておくべき介護認定事情 (職員からの不満編)【2016】【 14コマ目】

おはようございます。

本日の東京は天気も好く、気温も暑すぎず寒すぎずといった感じで、

非常に清々しい朝となっています。

こんな日が続くと良いですね。

 

さて、本日は、先週の金曜日からの続きで、「知っておくべき介護認定事情 (職員からの不満編)」がテーマとなります。

 

 

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「介護認定」というひとつの事柄でも、それを受ける側である利用者本人およびその家族側から見た場合と、認定する側である調査員サイドでは、大きく見え方が違うと思います。とはいえ、改めて、相手側はどういった気持ちなのだろう、という時間や心理的な余裕もなかなかないのが現状かと思います。

                                                                                                                (前回の記事より)

 今回も、前回と同様、福島県会津若松市が行った「平成24年度 要介護認定調査に関するアンケート結果」をもとに、考えていきたいと思います。

http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2007080903250/files/annke-toH24.pdf

 

1. 連絡先に関する不満

調査の取付けがしにくい人もいる。現在はショートステイやデイサービスで不在の日の記入も あり、目安となるが、日にちや時間を変えて連絡してもなかなか通じないこともあり、手間が かかると感じる。

 

 利用される本人や家族が、毎日同じ場所にいらっしゃるわけではないので、調査員サイドがアポをとるのに、かなり苦労されるようです。メールで連絡を試みることも難しいと思われますので、本当にアポ取りまでが大変かと思われます。

 

調査依頼書に調査時の連絡先が記載されているが、記載されている電話番号に電話をしても 中々連絡が取れない事がある。

 

 電話が受話器から外れていた、電話料金を払っていない、何かの都合で番号自体を変えてしまったetc 情報のタイムラグにより、全体の進行が遅れてしまうケースが多々見られます。

 

2. 「認定調査」をあまりよく理解していないことに対する不満

認定調査員の調査だけで認定が決定すると思っている方や、認定が重く出る為に家族が対象者 の口封じをするようなこともある。介護認定について理解が乏しいと感じることが多い

 

調査員で訪問したとき「どうしても介護○にして欲しい」と言われるのは困る。説明してくる が納得されているかどうかはわからない。

 

介護度は、認定調査員が判断するものではありません。あくまでも、判断材料としての情報のいくつかを集めるもの、と考えて頂いた方が良いかと思います。

 

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3. その他の不満

施設での調査時、立ち会う人はご本人のことを良く知っている職員であって欲しい。また、責任の取れる人であって欲しい。

    

施設の職員数も、かなりギリギリのところが多いこともあり、情報をもっている人に会うことが難しい場合はあるかと思います。できれば、そこで働き始めてすぐの人ではなく、ユニットリーダーであるとか管理者クラスとタイミングが合えばベストかと思います。

 

主治医意見書が遅れ、サービスを抑えながら利用したり、支援に移行すると施設入所が継続で きないとの問題が出ます。ご本人ご家族への精神的な面、経済面での負担もある為、医療機関 への連絡をお願いしたいと思います。

 

 正直なところ、上記の点が、介護認定の審査が遅れている最大のポイントではないでしょうか。レストランで料理を注文した際、お客様自身が、厨房の動きや忙しさを考えることはないかと思います。注文が遅れた場合、その怒りの矛先は、フロアにいるウェイターに向かうでしょう。

 

 同様に、認定調査の裏側を申請者自身が考慮することはないと思うのですが、「主治医意見書には時間がかかることが多い」という情報を頭に入れておくだけで、怒りの量が、ある程度緩和されるのではないでしょうか。

 

最後に一言

 いかがでしたでしょうか。同じ介護認定でも、利用者サイドから見た場合と、調査員サイドから見た場合とでは、見え方も違ってきたのではないでしょうか。

 

  福祉や介護業界では、あまり声を大きくして言われる方が少ないのですが、お金を支払ってサービスを利用する側にも、マナー&エチケットは必要です。レストランでお金を払っているからって、暴言や暴力etc なんでも許される訳ではないですよね。今回の資料をもとに、もう一度、ご自身のマナー&エチケットを確認することをオススメします。

 

 

Tomorrow never comes !     see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)