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カイゴの学校

介護について、現場での体験を交えながら、分かりやすく。

在宅介護のリアルな数字はこちらです【6コマ目】

おはようございます。

今日は午前中、少し用事ができましたので、

早めの投稿となります。

 

都内にも、ようやく晴れ間が見えてきました。

太陽からエネルギーをもらって、

今日1日を元気いっぱい乗り切りたいです!

 

さて、本日は、「数字で見る在宅介護」についてです。

私は、社会福祉学部の学生時代、

【社会調査】のゼミに属しており、

またリサーチ会社で働き学費を稼いでおりましたので、

その点からも、福祉や介護系の割には、数字大好き人間の部類に属します。

 

各企業のプレスリリースや、「○○調査」といった記事が好きで、

今でもそのような情報へのアンテナはピンとしています。

 

在宅介護に関する実態調査について

さまざまな地域や企業から、上記内容の調査結果は出ているのですが、今回は、2013年3月にプレスリリースされた「大阪トップランナー育成事業」からの調査結果をもとに、話をすすめて行きたいと思います。

大阪トップランナー育成事業大阪市より委託を受け、公益財団法人大阪市都市型産業振興センターが実施しています。

第2章 在宅介護に関する実態調査|高齢者在宅介護における実態調査|調査・アンケート・ニュース|大阪トップランナー育成事業

 

在宅介護を受けている年齢層

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 予想したとおり、80歳以上が目立ちますが、計算してみると、75歳以上で、全体の79%を占めています。一時期、75歳以上を後期高齢者と呼ぶことに対する反発が起こりましたが、名称に関しては、正直どうでも良いんですよ。良い呼び方を出し合ってもらえれば。

 ただ、75歳以上を、それ意外と分けて、きちんとカテゴライズする必要があるんです、社会保障の面からも。だって、介護保険社会保険なんですよ。サービス利用を75歳以上が約80%を占める、それを、40歳以上で分けて負担しているんです。“社会保険”とはそういうことなんです。

 

要介護状態

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要介護3の壁、という言葉があります。要介護2の点数だと、まだ足りない。要介護3だと、点数的に一気に楽になる。それが要介護3の壁、です。日内変動や季節などによって、介護度というのは振れ幅があるかと思います。1人で歩行できる日もあれば、膝がガクガクで歩行介助がないとトイレにも行けないというような。そんな振れ幅は認識しているものの、財源との関係が出てきます。財源に余裕はありません。どこもカツカツなんですね。となると、振れ幅のどこに合わせて介護度をつけるでしょうか。振れ幅の軽い方に向けて、無意識のバイアスが働くことは、いわずもがな、です。

 

認知症診断の有無

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介護の度合いは、簡単にいうと、「身体的な度合い」+「認知症の度合い」で決まります。ですので、同じ「介護度4」でも、そのバランスによって様々です。例えば、施設の職員が、会議などで、来月から来られる利用者さんの情報を共有する際、「介護度は4ですが、歩行に問題はありません」と聞いた瞬間から、認知症の度合いが高いことが予想されるため、そこにフォーカスした対応の検討を始めます(まずは各自の心の中で)。

 

回答者から見た続柄

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 やはりと言いますか、女性の方の寿命が長いこともあってか、圧倒的に「母」を介護されている方が多いです。しかし、着目する点は、他にあります。祖母、義理の父、義理の母、配偶者の数字がほぼ同数だということです。そこから予測されることとして、「何人かを介護する状況が生まれることがある」といった点です。介護が必要な状況は、順番にやってくるものではなく、同時多発的にやってくる場合もあるのです。

 

最後に一言

今回は、大阪という地域のリサーチ結果をもとに数字を考察してみましたが、何か感じましたでしょうか。「私のイメージと違う」「これまでの体験と、なんだか合致しない」「大阪の話だから、私の地域は、また別の話」など、違和感を感じた方もいらっしゃるかと思います。オッケーです。その違和感を大切にしましょう。そして、その違和感を解消すべく、ご自身で調べてみたり、見聞きしたりして下さい。あくまでもリサーチ結果は、タタキ台なのです。これをきっかけに、自分で考えてみる、ことを是非スタートさせて下さい !

 

 

 Tomorrow never comes !     see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)