読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カイゴの学校

介護について、現場での体験を交えながら、分かりやすく。

1日3000字以上を手書きしていた私が選んだオススメなシャーペン5本

お久しぶりです。早いもので、気がつけばもう12月。

皆さまにとって、どのような1年だったでしょうか??

 

これまで、当ブログでは、介護や福祉業界にフォーカスし、

どちらかというとプロフェッショナルな方に向けての記事を意識して

書いておりました。

 

来年からは、少し間口を広げていければと思っております。

ということで、「文具」や「食べ物」など、

一般的なネタも増やしていく予定です。

 

今回は、【シャーペン】について書いてみたいと思います。

f:id:social-kaigo:20161202180825j:plain

 

道具への“こだわり”は、仕事への“こだわり”である

 

介護の認定調査員をしていた頃の話です。

 当時、私の所属している自治体においては、調査員が足らず、1年を通して募集をかけ続けている状態でした。3か月に2人ほどのペースで採用されたものの、そのどちらかは、わずか1か月でギブアップしてしまう、という状況が続いていました。

 

 短期間のうちに、辞めてしまう方々を見るうちに、ひとつの共通点があることに気がつきました。「シャーペン」や「ボールペン」への“こだわり具合、です。

 

 当時、調査員が聞き取りをして記入して提出する書類は、すべて手書きが原則となっていました。介護・福祉業界の悪いところかとは思うのですが、全てアナログだったんですね。私も、数年ぶりにシャーペンと消しゴム、そしてボールペンを毎日使うことになったんですね。

 

 書類を手書きで書いていく作業では、1人の認定につき、800字〜1200字程度を、額に汗しながら書いていく訳ですね。それを3人分、4人分と書き上げますから、すごい作業量なんですよ。ワードでサクッと入力できる文章が、手書きだとこうもシンドイのかと改めて気がつく訳です。

 

 そこからです。ここが分かれ道なんです。たしかに自治体の方では、仕事に最低限必要な物品の支給はあります。シャーペン、消しゴム、鉛筆etc けれども、それは結局は自分仕様ではないんです。当たり前ですが。認定調査員と仕事のうち、「書く」ことをいかにラクに、スピードをもって行うべきか。それに対し積極的に取り組むことができるか。

 その差が、シャーペンやボールペンへのこだわりであり、仕事全体への意識の高さが現れる部分になっていく訳なんですね。

 

 おそらく、ビジネスマンの方でもそうだと思います。仕事への意識が高い方は、道具が違います。電波が入りづらいなと思ったら、スマホ会社を変えるでしょうし、整理しやすいカバンに買い換えるなどの工夫をされていると思います。

 

 その仕事のコアな部分は何なのか。そして、それをスムーズに進めていくには、どういった道具があると便利なのか。その意識を持つことができない方は、長期的には、仕事にコミットできず、チームへの貢献も少ないのではないかと個人的には思っています。

 

私が購入したシャーペン

f:id:social-kaigo:20161202183625j:plain

少しだけ画像が洗いのですが、自宅で撮ってみました。

最近はめっきり使う機会は減りましたが、改めて書いてみると、やはり書き心地は素晴らしいです。

 こだわりを持てと言う割には、あまり高いのを買っていないですよね事前に他の方のブログでのオススメや、ランキングなども見て、買いに向かったのですが、何度も書いて試し、迷った結果、画像の【ゼブラ カラーフライト0.5】の購入を決定しました。私の強い筆圧に耐えられること、重心がほどよく低めにあること、握り続けていても痛くなかったこと、以上3点が具体的な購買理由となりました。

 

最後まで迷ったシャーペンたち 

■ドクター・グリップ

f:id:social-kaigo:20161202191757j:plain

ずっと書きつづけていると、手が疲れる、しびれる、肩がこる。そんな悩みと別れるために生まれたのがドクターグリップ。人間工学に基づき、無理なく握れる軸径を採用。筆記時に肩や腕にかかる筋肉への負担を軽減します。 

  このシャーペンの凄さは理解できます。私も中学・高校と使用していましたので。ただ、調査員の記入する資料に対して、ドクターグリップの直径が大きすぎて、邪魔になるんですね。少し表現が難しいのですが、書いている文字が小さいこともあって、首を動かして角度を変えないと、書いた文字を認識しづらいんですね。ということで、今回は購入しませんでした。

 

クルトガ

f:id:social-kaigo:20161202192614j:plain

 シャープペンの芯先に初めて注目して、新開発した機構です。
 機構内部が3つのギアに分かれており、芯に連結された中ギアが、文字を書くときの筆圧を利用して、上下に運動します。上下のギアと斜めに噛み合うことで、一画書く度に中ギアと芯が少しずつ回転します。
 

 じつは、調査員の間でも、クルトガを使用している方が結構な割合でいました。常にスムーズに書ける状態というのは、理想でもありますし。中には、クルトガが好き過ぎて、3種類ほどのクルトガを常時ペンケースに入れている方まで。ただ、筆圧の強い私だと、比較的すぐに芯が折れてしまうため、購入は見送りということにさせて頂きました。

 ■グラフギア1000

f:id:social-kaigo:20161202193842p:plain

 HB,H,B,2Bの硬度を表示できる、芯硬度表示窓。後端ノックを押すことでペン先が突出。クリップを開くことでペン先が収納される、安心設計のシャープペン。

 正直、個人的には一番かっこいいと感じるデザインです。ただ、引用した特長にも書かれているように、2段階を経て、ようやく芯が出てくるんですね。まずカチッと押すと、ペン先が出る。さらにカチッと押すと芯が伸びてくる。こちらとしては、書こうと思った瞬間から書き始めたいんですよ。1秒でも無駄にしたくない。なのに2段階も必要って…。 ということで最終候補から外れてしまいました。

 ■デルガード

f:id:social-kaigo:20161202194621j:plain

筆記中の、あらゆる角度のどんなに強い筆圧からも折れないように芯を守ります。紙面に対し、垂直に強い筆圧が加わると、軸に内蔵されたスプリングが芯を上方向に逃し折れを防ぎます。斜めに強い筆圧が加わると、先端の金属部品が自動で出てきて芯を包み込みガードします。 

  やはり、文章を書いている時に途中で芯が折れてしまうと、正直、ココロも折れてしまうんですね。そういった意味では、「折れない」ことが特長であるデルガードも、最後までかなり悩みました。デザイン自体が、なんだか注射針をイメージしてしまう、その1点だけで、購入には至りませんでした。ですが、他の調査員にとっても「折れない」ことは大切だと認識される方も多く、クルトガと同じくらい人気のあったシャーペンでした。

 

最後に一言

 今回は、私なりにこだわった「シャーペン」を紹介しましたが、そのうち「ボールペン」の紹介もできればと思います。それぞれが、こだわりの物品を共有していくことで、クオリティのアップや、スピードアップにつながれば良いなあと思っています。

 また、意外と知られていないことかと思うのですが、自治体系では、いまだに手書きでお願いします、と言われる作業の多いこと。ですので、もしも、このブログを読んでいる市役所の職員や、県庁職員、その他行政関係者などいましたら、是非、上記シャーペンの中から検討してみることをオススメします。

 

長くなりましたが、本日はここまで。

 Tomorrow never comes!  see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)  

 

 

 

【 タイプ別 】これがリアルな高齢ドライバーだ!

こんばんわ。今週のサッカー日本代表戦、すごく盛り上がりましたね。

若手世代の台頭が見れて、スカッとしました。次戦の楽しみです。

 

さて。盛り上がっているといえば「高齢ドライバー」という言葉。

ネガティブなイメージでひとくくりにされていますが、

実際のところは、どうなのか。

 

私が介護の認定調査でお会いしたリアルな高齢者の情報も交えながら、

「高齢ドライバー」について考えていきたいと思います。

f:id:social-kaigo:20161115210859j:plain

高齢ドライバーとは

そもそも高齢ドライバーとは、免許の更新に「認知機能検査」を受ける必要のある75歳以上を指すようです。

 

高齢ドライバー問題とは高齢“男性”ドライバー問題である

実際に数字はどうなっているのか。気になったので調べてみました。警察庁の「運転免許統計(平成25年版)」では、以下のようになっていました。

f:id:social-kaigo:20161115213323p:plain

https://www.npa.go.jp/toukei/menkyo/pdf/h25_main.pdf

 

平均寿命が長いのは、女性です。子どもでも知っている事実です。

実際、高齢者の施設は、おばあちゃん達でいっぱいです。

そういったこともあって、下記のようなイメージをお持ちの方も多いかと思います。

 

『高齢者→女性→おばあちゃんのドライバー→あわてて→事故』

 

しかし実際は、表からも分かるように、

75歳以上の免許保有者の大半が男性なんですね。

 

つまり、

高齢ドライバー問題とは高齢“男性”ドライバー問題である と言えるかと思います。

それでは、高齢“男性”ドライバーにフォーカスし、さらに細かく見ていきたいと思います。

 

高齢“男性”ドライバーは8タイプに分かれる

これは高齢ドライバーに限ったことではないですが、3つの軸に注目しカテゴライズすることで、本人の生活パターンを、一般の人でもイメージしやすいようになります。あくまで私が考えたメソッドですので、もう少し分かりやすい軸もあるかも知れないですが。

 

1.認知症かor そうでないか

→初期の認知症か、そうでないか

2.歩行能力が残っているかor そうでないか

→近所のスーパーまで歩いていけるか、そうでないか

3.独り暮らしかor そうでないか

→独りくらしか、家族と住んでいるか

それぞれ2通りずつありますので、2×2×2=8タイプ に分かれることになります。

 

1認知症である-歩行能力が残っている-独り暮らし

2認知症である-歩行能力が残っている-独り暮らしではない(家族と同居)

3認知症である-歩行能力が残っていない-独り暮らし

4認知症である-歩行能力が残っていない-独り暮らしではない(家族と同居)

 

5認知症ではない-歩行能力が残っている-独り暮らし

6認知症ではない-歩行能力が残っている-独り暮らしではない(家族と同居)

7認知症ではない-歩行能力が残っていない-独り暮らし

8認知症ではない-歩行能力が残っていない-独り暮らしではない(家族と同居)

 

 

8タイプの詳細を見てみる 

f:id:social-kaigo:20161117194642j:plain

認知症である-歩行能力が残っている-独り暮らし

→部屋の片付けが面倒になってきた。近所のスーパーまでは歩いていくことができるが、何だかそれも面倒くさい。妻がなくなってもうすぐ1年。あの頃は全て妻がやっていたなあ。そういえば、あの通帳はどこへやったのだろう。買い物から戻ったら探さないと。最近ふと、何をしているのか分からなくなる。多分、同じ道なのだが、どうやって帰っていいか思い出せない。どうしてだろう。それにしても、車で良かった。車があれば、何時間乗っていても、周りはおかしいとは思わないだろう。それに特にやることも無いのだから、時間がかかったって構わない。誰に迷惑かけている訳でもない。

 

認知症である-歩行能力が残っている-独り暮らしではない(家族と同居)

→最近、いろいろと忘れてしまうことが多い。妻や娘も「大丈夫?」と何度も聞く。正直うるさい。誰にだって物忘れはある。年相応なんだ、年相応。カラダだって、未だこんなに動く。薬の飲み忘れだって言うほど多くないはずなのに、大げさに張り紙なんかしやがって。子どもじゃないんだよ。少しくらい飲み忘れたって死にゃあしない。まあ、正直、それで死ねるなら死んでいい。オレが若い時、汗水たらしたから、今の家がある。車がある。それを取り上げるだ?ふざけるな。運転せずに、近所で過ごせって?遠出するならバスを乗り継げって?冗談じゃない。事故ったら、乗らない。事故ったら。

 

認知症である-歩行能力が残っていない-独り暮らし

→自分の家なのに、もうどれくらい2階に行っていないんだろう。ここ半年以上、掃除もしていない。人に会う予定もないし、汗もそんなにかかないから、風呂だって1週間に一度程度。誰にも迷惑はかけていないはずだ。脊柱管狭窄症と付き合ってから、もう5年。いや10年か。膝下のしびれは、いっこうに良くならない。夜中も痛み止めを飲まないと眠れないほどだ。居間から玄関までが遠い。壁を伝って、どうにか辿り着く頃には、息切れが止まらない。スーパーは、もっと遠い。遠すぎる。どうにか車を運転できるから良いが、もしもできなったとしたらゾッとする。今日も同じ惣菜が冷蔵庫に並ぶ。もう何度目だろう。

 

認知症である-歩行能力が残っていない-独り暮らしではない(家族と同居)

→ちょうど1年前。いや、2年前か。近所のスーパーへ行くはずが、高速へ乗ってしまい他県へ。何だかわけも分からず路肩に止めていたところで警察に保護されて。怒った娘に免許と車の鍵を隠されてしまった。それ以来、散歩と言えば、家の外周のみ。それでも壁を伝って15分はかかる。夏場や真冬は無理だから、結局、家の中で寝たり起きたり。季節かまわず、雨の日は、絶対に出ることはない。杖をついて傘を指すのは不可能だからだ。意気揚々と海外を仕事で飛び回っていた頃が懐かしい。そういえば、もう夕方なのに、今日は1日もご飯を食べていない。娘の嫌がらせも、激しくなってきた。。あれは、娘なのか。名前も思い出せない。

 

認知症ではない-歩行能力が残っている-独り暮らし

→妻が死んで、まだ半年。会話をするのは、スーパーの定員くらい。ボケ防止のためと、毎日をパソコンに記録している。血圧、体温、食べた物。指を動かすことが脳に良いと、学生時代にやっていたピアノを弾き始めた。料理は作ろうと思えばできるが、何となく配食サービスで済ましている。味に飽きたら、コンビニで何か買えば良い。近所にお年寄り向けのリハビリをやっている施設が出来たようだ。気になって車で行ってみたら、「ドライバー募集を見て来られた方ですか」だと。確かに、五体満足だし、昔から若く見られるし、これで80を超えましたなんて行ったら、相手は腰を抜かすかも知れない。そう、オレは若い。まだ何でもやれる。でも、やる事がなくて困っている。

 

認知症ではない-歩行能力が残っている-独り暮らしではない(家族と同居)

→息子と住んでもう7、8年か。妻が施設に入ってからだから、それくらいか。日中は、息子は仕事だから、家に独り。他県から移り住んだこともあって、知り合いもいない。近所のコンビニに行ったり、図書館で本を読んで過ごしたりしている。話相手はいない。気が付くと独り言をしゃべっている。「危ないから」と、息子は車を運転するのをやめろと言う。たしかに、車に乗るのは施設で面会するための週に1回程度しかないから、やめたっていい。その代わり条件がある。妻の施設を、もっと近くにしてもらえないか。そもそもなぜ自宅で面倒見ることはダメなのか。お前の母であり、私の妻なんだぞ。

 

認知症ではない-歩行能力が残っていない-独り暮らし

→分かっている。本当は、何か行政がやってくれるって事を。電話一本、「困っています」とつぶやけば、今の暮らしが、はるかに楽になる。それでも私は昔から独りで生きてきた。何を今更。私よりも身体的に大変な人はいっぱいいるんだろ?私は一番最後でいい。杖は使うが、車椅子には乗らずに済んでいる。車だって運転できる。与えなくていいから、奪わないでほしい。傍から見ると、危なっかしいだろうけど、まだできる、できるんだよ。

 

認知症ではない-歩行能力が残っていない-独り暮らしではない(家族と同居)

→ 昨日、また車をぶつけてしまった。「何回目なの?」と、妻と娘に文句を言われるのには、もう慣れた。どうせ、そんなに高くない車だ。誰かを轢いた訳ではないのに、なぜそんなにも怒るのだろうか。家に居たら居たで、「転ばないでよ」のオンパレード。転んで痛いのはオレなんだよ。好きにさせてくれ。腰も膝も、そりゃ痛むけど、運転している瞬間の心地よさがそれを忘れさせてくれる。自転車でフラツイている人より、よっぽど安全な気がするが。

 

 免許返納に対する施策

 現在のところ、免許更新のための検査の頻度を増やす、または、特典つきで自主返納を促す、2点のみの対策が検討されているかと思うのですが、上記8タイプの高齢“男性”ドライバーの心理を考慮した場合、その施策は果たしてマッチしたものとなっているのでしょうか。激しく、疑問です。 

 

山口県警

買い物をした荷物を無料で配送するサービス。
県内に14店舗を展開するスーパーの協力で実現しました。

 


京都府

  【サービス内容の例】

 


島根県

県内の一部の自治体や交通機関では、バスやタクシーの運賃割引制度を導入する等、運転免許証を自主返納する際の支援施策が実施されています。

島根県:高齢ドライバーについて(トップ / 県政・統計 / 政策・財政 / 広聴・広報 / 県民ホットライン / 今までにいただいたご提案と回答 / 2016年2月)

 

最後に一言

今回、私が介護の認定調査で各家庭を訪問した際の聞き取りをもとに、8タイプのドライバー心理を記してみました。

 ご本人の発言を、私というフィルターを通して書き出したものですので、わずかにズレがあるかと思うのですが、おおよそ上記のような形に収まるかと思います。

 自動運転などの技術が導入されれば、また状況も変わってくるかとも思いますが、現段階では、当事者の生活心理プロセスに沿う形で、施策を考えていく必要があるのかなあと。

 

長くなりましたが、本日はここまで。

 

 Tomorrow never comes!  see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)  

 

 

【2016年版】プロがオススメ!絶対に読むべき介護の本10選 

f:id:social-kaigo:20161106104328j:plain

 

お久しぶりです。仕事がすごく忙しい事もあって更新できずにおりました。読書の秋は、もうすぐ終わりそうですが、オススメな介護の本を紹介していきたいと思います。マンガから実用的なものまで、ゴチャ混ぜではありますが、お付き合いいただけると! 

  • 私が実際に購入し、読んだ書籍だけを対象としています
  • あくまでも私個人の感想です。購入の際は、改めてご検討下さい。

プロが選ぶオススメな介護の本 10選

■これならわかる<スッキリ図解>介護保険 第2版 (2015年版)

これならわかる<スッキリ図解>介護保険 第2版 (2015年版)

これならわかる<スッキリ図解>介護保険 第2版 (2015年版)

 

「2025年問題」とは、この年に団塊世代がみな75歳以上となり、要介護者の数がよりいっそう拡大すると予測されている問題のことです。
この2025年まで、あと残り10年。国はこの問題に対応するべく、介護保険制度の抜本改革に乗り出しました。その大きな改正が2015年4月に施行されます。

“わかりやすい”と大好評の「スッキリ図解」シリーズでは、難解な介護保険制度と、その2015年の改正について、できるだけわかりやすく解説します。

介護保険の仕組みから申請までがコンパクトにまとまっています。専門用語はザッと飛ばして結構ですので、ケアマネや介護関係者などと会う前の段階で、読んでおくことをオススメします。面倒な場合は文章は読まずに図解された箇所だけでも良いかと。

 

 

■昼、介護職。夜、デリヘル嬢。 

昼、介護職。夜、デリヘル嬢。

昼、介護職。夜、デリヘル嬢。

 

 「昼、介護職。夜、デリヘル嬢。」-。過激なタイトルだが中身はシリアスである。高野山真言宗僧侶でもある作家、家田荘子さんが過酷な介護現場への潜入取材やインタビューを重ねて書き上げた渾身のルポルタージュ。女性介護士らは低賃金にもかかわらず3Kといわれる重労働や日常的に受けるセクハラに耐え続けている。介護職だけでは食べていけず、中にはやむなくデリバリーヘルスなど風俗の副業を持つ女性も。それでも「介護の仕事が好き」と言い切るのだ。彼女らの姿からは高齢化社会の暗部も見えてくる。(古野英明)

 

介護の仕事をされている方には、掛け持ちされている方も多く、風俗や水商売の方も、もちろんいらっしゃいます。私が施設で勤務していた頃も、BARでスタッフとして5時まで働き、そのまま早番に出勤する、という方もいました。だいぶ若かったこともあってか、どうにか継続されていました。介護職員の生態の一部を知ることに有用な1冊ではないでしょうか。

 

■ハードロック介護!

ハードロック介護!

ハードロック介護!

 

 1日15万PVのホッコリ介護4コマが話題のブログが、ついに1冊に! 
暗い、汚い、ツライ……そんな介護のイメージをぶっこわす!

介護士コバヤシが、明るくてふっと笑えるような
介護施設での日常を4コマ漫画にしました。

ご家族の介護に疲れてしまった人、
介護士として働くのがしんどい人、
まだまだ介護とは縁遠いと思っている人にも読んでもらいたいあたたかくて、
介護生活がもっと楽しくなる施設での毎日です。
介護が楽しくなるヒントがきっと見つかります。

 

すごく失礼な意見になるかも知れませんが、こういった職員が増えてほしくない、という反面教師的な意味での、オススメ書籍となります。というのは、こういった無駄にポジティブさを見せる職員は、現場の他の職員を疲弊させることが多いからです。また、そういったポジティブ職員ほど、燃え尽きるのも早く、施設を転々としてしまっているといった事も多いです。日常業務を、いかに仕組み化し、スタッフが無理なく働ける環境とすることができるか。それとは逆行してしまう典型だと感じました。たまに来られる家族から見ると印象は良いですが、長期的にみて、利用者に良いサービスの継続を邪魔してしまうこととなる可能性が高いです。

 

  

■自立神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる

自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる

自律神経を整えるぬり絵 日本の二十四節気をぬる

 

日本には二十四の節気があることを知っていますか? このぬり絵は、1年の季節を24等分した二十四節気をテーマに絵柄を作りました。ぬり絵を通して日本の四季を深く知る事ができます

 

さらに、"自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生が考案した自律神経を整えるためのメソッドにもなっていて、心と身体のバランスを整える効果もあります。

 

ストレス解消、認知症予防、疲労回復、不眠解消…など、1日15分ぬる。これだけで様々な効果が期待できます!

 

大人がぬり絵?と、私も働き始めの頃は思っていました。ですが、細かく手を動かす動作であることや、自分で色を選ぶという行為、仕上がった時の達成感、など、さまざまな効用があるということに気がつきました。特に、日本の季節をテーマとしたものや、過去の町並みや風景をテーマとしたものは、職員と利用者の間にコミュニケーションが生まれやすくなります。塗る本人も楽しめて、周りにも良い影響が見られる、本当に素晴らしいツールではないでしょうか。

 

 

■おうちで作る 介護職クッキング入門

おうちで作る  介護食クッキング入門

おうちで作る 介護食クッキング入門

  • 作者: 齋藤郁子,菊谷武,中村育子,真井睦子,吉田貞夫
  • 出版社/メーカー: 日本医療企画
  • 発売日: 2016/09/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
“噛む・飲み込む”機能の低下した人がよろこぶ、安全でおいしくて食べやすい食事を作りましょう。
手間をかけずに、かんたん調理! コンビニやスーパーで購入できるレトルト食品や調理済み食品、かんたんに作れるお惣菜などからアレンジする介護食レシピをまとめました。 

 私は、グループホームでの勤務経験もあります。グループホームでの食事は、基本的には、利用者と職員が一緒に作業をして作るんですね。時間の都合などもあり、職員のみで作ってしまう事も多々あるのですが…。利用者の中には、飲み込むことが上手くできないこともあって、その方のために、ミキサーを用いて、食事を作り直したり。経験された方はご理解されていると思いますが、ミキサーにかけると、色が変化するのはもちろんの事、粒子が細かくなった分、拡散されやすくなって、香りがキツく出てしまうんですね。風味が全く違ってくるんですよ。そういったこともあって、私もいくつかの料理本を参考にしていました。

 

 

■今日も私は、老人ホームの看護師です 

今日も私は、老人ホームの看護師です (コミックエッセイ)

今日も私は、老人ホームの看護師です (コミックエッセイ)

 

老人ホームに勤務する看護師が、「大好きな仕事で得た知識や経験を同業の仲間のために生かしたい」と描いたマンガ。最初から最後まで笑えるのに愛情あふれる一冊。看護や介護に従事する人はもとより、入居者家族にもおすすめ。抱腹絶倒のコミックエッセイ。

 正直、介護施設で一番大変な職種というのは、看護師ではないでしょうか。人数の足りないと言われている介護士よりも圧倒的に人数は少なく、小さなデイサービスくらいだと、当日1人、最大2人程度かと思います。体調の変化が多く、様々な事故のリスクの多い施設内の医療的責任を負っている訳ですよね。休日なのに、オンコールといって緊急時の電話担当になっている方もいますし…。そんな看護師の大変さが分かる1冊となっています。

 

 

■はじめての成年後見 これで安心!これならわかる後見人の心得お教えします

はじめての成年後見―これで安心!これならわかる 後見人の心得お教えします

はじめての成年後見―これで安心!これならわかる 後見人の心得お教えします

 

・Q&Aで制度の仕組みや成年後見人が出会う疑問点や心配事をわかりやすく解説。
・ある家族の物語を通じて、成年後見人として行うべきことが、流れに沿ってわかる。

認知症の方や、単身のみの方で施設に入所される方など、「成年後見制度」を利用されることが多くなっています。私も施設で司法書士の方と利用者の面談に立ち会ったことがあります。今後の様々なことに備え、こういった制度がある、ということだけでも知っておく必要があると思います。

 

  

■「ユマニチュード」という革命:なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか

 

私たちが良かれと思って行っているケアは、高齢者の健康維持を害してしまっているのかもしれません。
人が人に寄り添う病院やホームなどのケアの現場では、こうした「哲学」ともいえる問いが不可欠なのです。

フランスで生み出された、認知症高齢者が穏やかな人生を取り戻すケア技法「ユマニチュード」。
本書は、その考え方と技法の実践を開発者自らが語り下ろした本です。

NHKなどでも、大きく取り上げられている「ユマニチュード」ですが、それは、魔法でも、革命でもありません。介護職員が「出来ていて、当たり前のこと」です。正直、なぜここまで大きく取り上げているのか納得できません。そして、残念なことかも知れないのですが、認知症が大きく改善される特効薬ではないです。外部の方から、「ユマニチュードって、凄いんだろ?前にテレビでやっていたよ」と言われることもありますが、あれはあくまでも大きく改善されたわずかなうちの一つだと思っています。それでも本書をピックアップしたのは、アタリマエなことをできていない介護関係者も多いということからです。

 

 

■独居力

独居力

独居力

 

 「電気製品が使えない」「重いものが持てない」など、驚くほど日常的なことが不安を増大させ、より切実な問題として、一人暮らしは不安感や孤独感に陥りやすく、社会的に孤立する場合が多いという事実です。

 買い物依存や悪徳商法被害、「片づけられない」悩み、孤独感や喪失感などを抱えている高齢者の悩みに応えつつ、カラダのこと、お金のこと、備えあれば、憂いなし!の方法を伝授する。

 あまり想像しないかも知れないのですが、仲の良い夫婦でも、同じ時期に人生の終盤を迎える確率は低く、どちらかが残ることとなります。また、子どもと老後も同居している人もそう多くはいないかと思います。体は健康で長生き、だけど独り。そういった状況になることを覚悟し、準備を進めておく必要があるかと思います。地域で一人暮らし、いわゆる独居の高齢者がなんと多いことか。。その方々の気持ちを知る上でも、また、自分自身の老後の先の、「超・老後」をイメージする上でも貴重な1冊になるかと思います。

 

  

 ■旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント

旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント

旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント

 

認知症を抱える本人や家族、そして周囲の人たちが、それぞれの「状況」において抱えがちな「問題」がどのようなものであり、それをどのように「解決」することができるのか、ということをまとめています。このような工夫を知ることで、直面している問題を解決したり、これから直面するかもしれない問題を事前に回避したりすることができるようになります。

この本は、「パターン・ランゲージ」という手法で作られており、書籍のパターンを活用することで、認知症になったとしてもよりよく生きることを本人、家族、またそれを取り巻く一般の方と考えていくことができるものとなっています。特に、今後の介護に携わる若い人には是非、読んでいただきたい書籍です。

旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント web site

 

 

終わりに

 上記の10選以上に、オススメしたい書籍が山のようにありますが、他のブログでは紹介されていないような書籍をピックアップしてみました。今後、追記があるかも知れません。

 

Tomorrow never comes!  see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)  

わずか0.01%の人しか知らない「介護認定調査のコツ」心構え編【17コマ目】

おはようございます。今日から6月がスタート。

東京は気持ちの良い朝です。

 

さて、本日から数回にわたり、皆さんの関心の高かった、

「介護認定調査のコツ」について書いていこうと思います。

 

私は約20万人の人口の街で、認定調査員をしていた時期がありました。

認定調査員は、基本的には役所の職員であり、一部を外部に委託しています。

職員13人に外部委託7人の計20人。

人口20万人に対し、調査員が20人。すなわち0.01%。

 

わずか0.01%しか知りえない、介護認定調査のコツを、

ゆっくりと書いていこうと思います。

本日は、心構え編、となります。

 

f:id:social-kaigo:20160601055322j:plain

認定調査の3つのパターン

認定調査は、大きく3種類に分かれます。

 

・新規…文字どおり、初めて、介護保険を申請する方であり、そのための認定調査を受けられる方です。本人もしくは、ご家族が申請している場合もあれば、入院されている病院、地域包括センターのケアマネージャーが申請している場合もあります。調査員の手元には、申請書に書かれた、わずか1、2行の申請理由しか情報がありません。そのため、調査の際、情報の聞き漏らしの可能性が高くなってしまう案件となります。

 

・更新…新規で申請をされた方であればまず半年後に更新申請の手続きが必要となります。また2回目以降の更新ですと、1年単位での更新となります。一般的に更新の際には、施設などに入所していれば施設のケアマネージャーが、在宅であれば、地域包括センター、デイサービスの相談員など、本人とご家族に代わって、間に専門の方が入っている場合がほとんどです。前回の調査から、また、間にいる専門の方からの聞き取りによって、より精度の高い調査情報へとアップデートされていきます。

 

・区分変更…更新までの1年を経ずに、状態や状況が急激に変化した場合、また、認定調査の結果が来たが、本人やご家族にとって、あまりにも予想とズレていた場合などに、区分変更の申請がなされます。

f:id:social-kaigo:20160601062346j:plain

認定調査にかかる時間

 短くて20分程度、長くても60分程度です。調査員は、1日に3〜4件の調査を受け持っています。ご自宅へ伺い、次は病院へ、その次は施設へ、最後に、ご自宅へ。移動時間や、書類の記入時間を考慮し、担当件数で割ると、どうしても20分〜60分しか、1件にかけることはできないのが現状です。

 

 確かに、そんな短い時間で、現況をすべて把握できるとは思っていませんが、予想をはるかに超えたペースで認定申請はなされているため、そのような形でしか行えないんですね。財源の問題もあり、担当職員を増やせないという現実もあります。

 

 ですので、短時間の間に、必要な情報を伝えたいのであれば、調査を受ける側も準備をしておく必要があります。

 

「認定調査の項目に沿う形で、情報をまとめておくこと」

次回以降でポイントをお伝えしますが、上記の点が、最も大切なことになってきます。

 

f:id:social-kaigo:20160601064139j:plain

 

認定調査の項目とは

 次回以降、詳しく解説していきますが、まずはどのような項目があるかをザッと書いてみますね。第1群〜第5群までの、5つのグループに分かれています。

 

第1群「身体機能・ 起居動作」

 

「1-1 麻痺」 「1-2 拘縮」 「1-3 寝返り」 「1-4 起き上がり」 「1-5 座位保持」 「1-6 両足での立位」 「1-7 歩行」 「1-8 立ち上がり」 「1-9 片足での立位」 「1-10 洗身」「1-11 つめ切り」 「1-12 視力」 「1-13 聴力」 

 

 実際に本人に動作を行ってもらい、それができるのか、できないのかを確認します。もちろん、状態によっては動作確認ができないこともありますので、ご家族やケアマネージャーから聞き取りを行ったり、他の項目と絡めて推測をしたりして、書類を書き上げていきます。できる、できないの判断基準が細かいこともあり、本人やご家族ができていない、と思っていても、できているの定義に含まれている場合も多く、経験年数の浅い調査員が最も戸惑う項目群となっています。

 

第2群「生活機能」

 

「2-1 移乗」 「2-2 移動」  「2-3 えん下」  「2-4 食事摂取」  「2-5 排尿」  「2-6 排便」 「2-7 口腔清潔」「2-8 洗顔」「2-9 整髪」「2-10 上衣の着脱」「2-11 ズボン等の着脱」「2-12 外出頻度」 

 

 日常生活を行っていく上で、どのような支障がでるか、ということを中心に見る箇所となります。介助をされる方にとって、どのようなことが負担になっているのか、のちのち、どのような介護サービスを利用した方が良いのか、そういった箇所を見る項目群となっています。

 

第3群「認知機能」

 

「3-1 意思の伝達」「3-2 毎日の日課を理解」「3-3 生年月日をいう」「3-4 短期記憶」「3-5 自分の名前をいう」「3-6 今の季節を理解」 「3-7 場所の理解」 「3‐8 徘徊」「3‐9 外出して戻れない」

 

 年をとっていくごとに、認知機能はそれなりに落ちていくものですが、現状を確認するために、調査員が本人に質問するなどして、確認していきます。毎日を同じように過ごしていることで、曜日を意識しないことが多くなり、今日が何曜日か分からなくなる、その感覚は理解しやすいかと思います。ただそれが、春なのか秋なのか、といったところまで広がっていくと、本人を含め、ご家族も負担の質そのものが変わっていきます。

 人によっては、「なんて失礼な質問をするの?アタシはまだボケてなんかいません!」という受け取り方をされる方もいますので、質問を切り出すタイミング、声のトーンなど、調査員にとっては、慎重を要する項目群となっています。

 

第4群「精神・行動 障害」

「4-1 被害的」 「4-2 作話」 「4-3 感情が不安定」「4-4 昼夜逆転」「4-5 同じ話をする」 「4-6 大声を出す」 「4-7 介護に抵抗」 「4-8 落ち着きなし」 「4-9 一人で出たがる」 「4-10 収集癖」「4-11 物や衣類を壊す」 「4-12 ひどい物忘れ」  「4-13 独り言・独り笑い」「4-14 自分勝手に行動する」「4-15 話がまとまらない」

 

 ザックリいうと、認知症の症状があるのか、どのような点で行動に表れており、負担はどのくらいなのか、といった項目群です。認知症やその他の精神的な診断をすでにされている方に対してはもちろんのこと、新規の申請で、何も情報がない方に対しても、ひっかかる項目がないかを意識して調査中は会話を行っています。

 部屋やタイミングを変えて、ご家族の方にのみ話を聞くこともあります。

 

第5群「社会生活 への適応」

「5-1 薬の内服」 「5-2 金銭の管理」 「5-3 日常の意思決定」 「5-4 集団への不適応」 「5-5 買い物」 「5-6 簡単な調理」

 

 わかりやすく言うならば、生活を営む上で、最低限必要な社会との接点を、どれくらい維持できているのか、という項目群です。生活をするためには、まず食料がないといけない。では買い物には行けているのか。買い物に行くためのお金はどう管理しているのか。買い物のあとで、調理はどうしているのか。食事が済んだら薬を飲まないといけないが、それはどうしているのかetc 

 

f:id:social-kaigo:20160601075309j:plain

最後に一言

今後は、項目群ごとに詳しく解説していきたいと思っています。

とはいえ、介護の仕事をされたことのない方には、

いまいち想像のしづらい事なのかも知れません。

 

ですので、近日中に、申請に行く前にでも、

介護度の予測のできるサービスを開始する予定です。

 

WEB上で、10分ほどアンケートに答えていただければ、

48時間以内に介護度の予測を返信します。

また併せて、この項目がこう変化すると、介護度がこう動きます、

とのアドバイスもお付けします。

 

ご理解いただいているように、介護度は、

主治医の意見書や、実際に立ち会う調査員によっても変化します。

 

ですが、事前にシュミレーションをしておくことで、

「認定調査の項目に沿う形で、情報をまとめておくこと」

間違いなくできるはずです。

 

リリースしましたら、このブログ上でお知らせ致しますので、

興味のある方は、もうしばらくお待ち下さいませ。

 

Tomorrow never comes!  see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)  

 

誰も教えてくれなかった介護で稼げる3つのキャリアアップ 【16コマ目】

介護職のキャリアアップって、こんなイメージないですか?

 

(昔あった)ヘルパー2級や、あるいは無資格の状態で、介護現場の仕事についた。周りに話を聞くと、どうも3年経つと介護福祉士の試験が受けられるらしい。3年も経つと、ユニットリーダーか。歳をとると、体力的にもキツイから、相談員にでもなろうかなあ。5年経てば、ケアマネとって、施設のケアマネにでも。でも、地域の人と関わりたいから、在宅ケアマネかな。その後は、施設長にでも…。

 

どうでしょう?

男性、女性、年代にもよると思いますが、だいたいこんなイメージですよね。

私もそうでした。

 

このキャリアアップって、実際のところ、どうでしょう?稼げます?

一般の企業では、キャリアアップ=給与の上昇、となりますよね。

介護職は、キャリアアップしても、給与の上昇率が低すぎだと思いませんか?

 

施設長クラスでさえ、手取りで40万以下

低いところだと、30万を切ります

 

それまでの積み上げてきた経験と知識、責任の重さ、

それをトータルしても30万を切るって、ありえなくないですか?

 

「お金ではなく、やりがいのある仕事だから…」

それって、どこかで諦めてるとしか思えないんですよね。

 

本当に素晴らしい仕事をしているのであれば、

それなりのきちんとした対価をもらう。

 

そんなプライド、もうなくしちゃいましたか??

 

f:id:social-kaigo:20160514180801j:plain

 

自身での介護系資格取得 → 資格の家庭教師

 介護業界に入ってくる方は、属性もバラバラ、学歴も様々です。例えばですが、「介護福祉士」や「ケアマネージャー」という資格の勉強するにあたって、どう勉強していいのか分からない、モチベーションが続かない、といった方って結構いるんです。その方への家庭教師を行う。どうでしょうか?

 

 手順としては、大手家庭教師サイトに登録し、1時間ほどの面談を受けます。そして、オファーを気に入れば、契約成立となり、お仕事スタートとなります。

 

気になる時給、いくらくらいだと思います?

私が受けた場合で、最低3,500円、最高5,000円、でした。

(交通費別途支給)

 

1日2時間受け持つだけで、3,500円×2=7,000円

 

正月や祝日に時給上げるから出勤しないか?って言われても、

余裕で断れる金額ですよね。(実際、断りました)

 

私は、介護福祉士社会福祉士、介護事務、

この3種類の家庭教師を受けていましたが、

最高66歳の方の家庭教師をした時は、ものすごく緊張したのを覚えています。

 

私がスタートした時は、登録後1週間くらいでオファーがありました。

皆さんも、登録してみてはいかがでしょうか。

 

 

f:id:social-kaigo:20160514182209j:plain

 

介護認定調査員 → 介護認定コンサルタント

施設で働いていた頃、介護保険の更新や区分変更のために、調査員が来訪し、

その対応をしたことがありました。

利用者さんの現況を説明したり、調査員の質問に答えたり。

 

役所の職員とのことだったので、特に興味もなかったのですが、

たまたま見かけた求人では、下記の条件だったんですね。

 

「調査員募集。役所の非常勤職。1日3件程度。介護の経験1年以上」

 

役所=試験があり、資格もそれなりのものが必要、かと思っていたのですが、

介護の経験が1年以上、のみ。(区市町村によって若干異なります。)

 

賞与はないが、手取りは、施設と同じくらい。

なによりも週4日勤務で、土日祝日はきちんと休み。

有給も好きな時にとれる。

 

正直、体力的な仕事から、デスクワーク系に移動を考えてたこともあり、

ソッコーで申し込み、運良く、数年間、滑りこむことができました。

現在、いまだ売上げ的には少ないのですが、

「認定調査の前に、こんな準備をしていたらいいよー」

「この項目がポイントだからねー」

と、介護認定のコンサルタントにもつながっています。

 

17時には残業なく、すっきりと終われる。

そんな当たり前の環境に、あなたもスライドしてみてはどうでしょうか。

地域包括センターや社会福祉協議会にも転職しやすいですよ。

2月、3月に求人が多いので、チェックしてみると良いと思います!

 

f:id:social-kaigo:20160514184012j:plain

 

介護のセミナー講師 → 資格講座の立ち上げ

私は、「出版」→「東京しごとセンターでの講演」→「介護のセミナー講師」

→「資格講座立ち上げ準備」→「ブログをスタート」といったステップとなりました。

 

本来であれば、以下のようにやるとスムーズにいくかと思います。

 

①あなたの持っている介護に関する知識を、分かりやすくまとめブログにアップする。

②また、自身が主催者となり、勉強会や交流会を開催する。

③その実績と人脈を活かして、介護のセミナーの講師として登壇する。

④更なるステップアップとして、知識を体系的にまとめた資格を作る。

 

 

①あなたの持っている介護に関する知識を、分かりやすくまとめブログにアップする

 

あなたが知っていること=すべての人が知っていること、ではありません。例えば、介護職であれば当然知っているであろうパッドの当て方から、オムツの上手な履かせ方、食事の介助の方法。それは、これから親の介護が始まる方にとっては、新鮮に映るかも知れません。働き始めて間もないので、それだけの知識ではとても…。と考えるのではなく、働き出す前に何も知れなかった自分と同じような人に向けて書いてみる。きっと、読む人にとって有益なものとなると思います。

 

②自身が主催者となり、勉強会や交流会を主催する

 

ポイントは、あなたが主催する、という点です。あなたがハブとなって、人と人との交流が起きる、コミニュティが形成される。そうすれば、自然とあなたの価値が向上し、ポジティブな流れが加速していくでしょう。ブログやfacebook,twitterなど、呼びかける手段はいくつもあるので、勇気をもって、一歩踏み出してみましょう。

 

③実績と人脈を活かして、介護のセミナーの講師として登壇する

 

セミナー講師として呼ばれるには、話せる内容を持っている、それなりの知見があることは大前提なのですが、それ以上に、「集客」できるのか、それがポイントです。ですので、あなたが主催して人が集まった勉強会や交流会、その実績が大いに役立つんですね。私の場合は、そのようなことをしたことがなかったのですが、「介護のキモチ」を出版していたこともあって、人を集めやすいとセミナー主催者が考えたからでしょう。

ちなみに、私の場合、最低時給5,000円、最高20,000円、といった形でした。参考まで。

 

④知識を体系的にまとめた資格を作る

 

 例えば、デイサービスを筆頭に、どの施設においても、レクリエーションは行うと思います。そのレクリエーションに関する知識を体系化した資格に、「レクリエーション介護士」といったものがあります。

 また、ミキサー食や、とろみの付け方など、いわゆる介護食の知識を体系化した「介護職アドバイザー」という資格もあります。

 

このように、介護現場で何気なく行っていることでも、分かりやすく知識をまとめ、教わりやすいように体系化していくことで価値が出ます。

 

セミナー講師は、本人の動ける時間や範囲でしか稼ぐことができないのですが、資格としてしまえば、その制限が取り払われて、更に売上を増やすことも可能となります。

 

f:id:social-kaigo:20160514192159j:plain

 

最後に一言

いかがだったでしょうか。

 

いろいろなご意見があるかとは思いますが、

私は、介護業界が、もっと稼げる業界になることで、

今まで見向きもしなかったような人材が流入し始めることを期待しています。

 

そうなれば、良い意味での効率も上がり、

働く人、利用者、更なるwinーwinな関係が構築されることでしょう。

 

Tomorrow never comes!  see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!) 

 

 

 

 

 

GW中に介護施設で起きている3つのコト 【15コマ目】

GW中、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

都内は昨日、本日ともに天気が良くて、絶好の外出日和となっています。

 

さて、本日のテーマは、

「GW中に介護施設で起きている3つのコト」です。

 

 果たして、GW中の介護施設を利用される方は、減るのか増えるのか?

言うほど何も起こってないのでは ?

職員も連休とるだろうし、施設は休みなんじゃないの etc

1秒だけ予想してから、先にお進みください!

f:id:social-kaigo:20160501113756j:plain

 

1. 利用者数が増加する

 ゴールデンウィークに限らず、お盆や、正月などの連休期間中には、自宅から施設に通われるデイサービスショートステイ、訪問ヘルパーの利用者数が増加します。

 

「連休中くらい、家族が面倒みたら良いんじゃないの?」と思われる方もいるでしょう。実際、私も経験が浅かった頃には、恥ずかしながら心の中でそう思っていました。

 

たしかに、「たとえ休日でも、親と関わりたくない」そのような理由で、施設に介護をお願いされる方もいらっしゃいます。ですが、その割合は1割もいないのが現状でした。

 なぜ、連休中に、施設を利用するのか。その理由は、「連休中でも、休めない仕事についている家族が多い」ということです。少しでも、この事実を、いろいろな方に知ってほしいと思っています。

 

 

2. 職員数が減少する

どの介護施設でも、とは言いませんが、おおよそ、正規職員3割、パート職員7割ほどで、日々の業務を回しています。パート職員の方の中には、家族が休みなので私も同じ時期に休みたい、と希望される方も多いため、その分の負担は正規職員が負うことになります。職員数が少ない分、もちろん、事故のリスクは高まります。

 

3. 時給が上がる

例えば、いつもの時給が1300円の方ですと、時給1500円くらいに上がります。 単純計算しますと、200円アップ×8時間×3日=4800円 くらいが、いつもの給与にプラスになる訳ですね。
 

 私は、たった4800円の給与アップよりも、その3日間という貴重な時間を、別のことに投資したかったこともあり、極力、外すように動いてきました。ですが、その条件を好意的に受け入れた職員も数名おりました。人によっては、オイシイかも知れないですね。

 

f:id:social-kaigo:20160501121040j:plain

 

最後に一言

当たり前ですが、ゴールデンウィーク中といえども、ライフライン系の方々は、いつもと変わらず、というかいつも以上の注意力をもって働いています。その他の職種の方もそうですよね。私も今年独立するまでは、そうでした。今日は、そのことを忘れないように、自分を振り返る意味も込めて書いてみました。

 

繰り返すようで大変恐縮ですが、

なぜ、連休中に、施設を利用するのか。

 

その理由は、

「連休中でも、休めない仕事についている家族が多い」ということです。

 

少しでも、この事実を、いろいろな方に知ってほしいと思っています。

 

Tomorrow never comes !     see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!) 

 

知っておくべき介護認定事情 (職員からの不満編)【2016】【 14コマ目】

おはようございます。

本日の東京は天気も好く、気温も暑すぎず寒すぎずといった感じで、

非常に清々しい朝となっています。

こんな日が続くと良いですね。

 

さて、本日は、先週の金曜日からの続きで、「知っておくべき介護認定事情 (職員からの不満編)」がテーマとなります。

 

 

f:id:social-kaigo:20160418065039j:plain

 

「介護認定」というひとつの事柄でも、それを受ける側である利用者本人およびその家族側から見た場合と、認定する側である調査員サイドでは、大きく見え方が違うと思います。とはいえ、改めて、相手側はどういった気持ちなのだろう、という時間や心理的な余裕もなかなかないのが現状かと思います。

                                                                                                                (前回の記事より)

 今回も、前回と同様、福島県会津若松市が行った「平成24年度 要介護認定調査に関するアンケート結果」をもとに、考えていきたいと思います。

http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2007080903250/files/annke-toH24.pdf

 

1. 連絡先に関する不満

調査の取付けがしにくい人もいる。現在はショートステイやデイサービスで不在の日の記入も あり、目安となるが、日にちや時間を変えて連絡してもなかなか通じないこともあり、手間が かかると感じる。

 

 利用される本人や家族が、毎日同じ場所にいらっしゃるわけではないので、調査員サイドがアポをとるのに、かなり苦労されるようです。メールで連絡を試みることも難しいと思われますので、本当にアポ取りまでが大変かと思われます。

 

調査依頼書に調査時の連絡先が記載されているが、記載されている電話番号に電話をしても 中々連絡が取れない事がある。

 

 電話が受話器から外れていた、電話料金を払っていない、何かの都合で番号自体を変えてしまったetc 情報のタイムラグにより、全体の進行が遅れてしまうケースが多々見られます。

 

2. 「認定調査」をあまりよく理解していないことに対する不満

認定調査員の調査だけで認定が決定すると思っている方や、認定が重く出る為に家族が対象者 の口封じをするようなこともある。介護認定について理解が乏しいと感じることが多い

 

調査員で訪問したとき「どうしても介護○にして欲しい」と言われるのは困る。説明してくる が納得されているかどうかはわからない。

 

介護度は、認定調査員が判断するものではありません。あくまでも、判断材料としての情報のいくつかを集めるもの、と考えて頂いた方が良いかと思います。

 

f:id:social-kaigo:20160418071430j:plain

 

3. その他の不満

施設での調査時、立ち会う人はご本人のことを良く知っている職員であって欲しい。また、責任の取れる人であって欲しい。

    

施設の職員数も、かなりギリギリのところが多いこともあり、情報をもっている人に会うことが難しい場合はあるかと思います。できれば、そこで働き始めてすぐの人ではなく、ユニットリーダーであるとか管理者クラスとタイミングが合えばベストかと思います。

 

主治医意見書が遅れ、サービスを抑えながら利用したり、支援に移行すると施設入所が継続で きないとの問題が出ます。ご本人ご家族への精神的な面、経済面での負担もある為、医療機関 への連絡をお願いしたいと思います。

 

 正直なところ、上記の点が、介護認定の審査が遅れている最大のポイントではないでしょうか。レストランで料理を注文した際、お客様自身が、厨房の動きや忙しさを考えることはないかと思います。注文が遅れた場合、その怒りの矛先は、フロアにいるウェイターに向かうでしょう。

 

 同様に、認定調査の裏側を申請者自身が考慮することはないと思うのですが、「主治医意見書には時間がかかることが多い」という情報を頭に入れておくだけで、怒りの量が、ある程度緩和されるのではないでしょうか。

 

最後に一言

 いかがでしたでしょうか。同じ介護認定でも、利用者サイドから見た場合と、調査員サイドから見た場合とでは、見え方も違ってきたのではないでしょうか。

 

  福祉や介護業界では、あまり声を大きくして言われる方が少ないのですが、お金を支払ってサービスを利用する側にも、マナー&エチケットは必要です。レストランでお金を払っているからって、暴言や暴力etc なんでも許される訳ではないですよね。今回の資料をもとに、もう一度、ご自身のマナー&エチケットを確認することをオススメします。

 

 

Tomorrow never comes !     see,you!
(明日は必ずやってくるとは限らない→今日できることは、今日せよ!)